ZUZUです
宝塚との出会いは昭和51年のベルバラⅢ。平成3年「春の風を君に」からブランクに。タカラヅカに戻ってきたのは平成15年雪組「春麗の淡き光に」ですが、毎公演観るようになったのは平成17年月組「エリザベート」からの浦島太郎。
目下の№1のお気に入りは星組の紅ゆずるさんですが、けっしてオンリーワンではなく各組にお気に入りの生徒さんがたくさんいます(笑) 気軽にコメント頂ければうれしいです。【お願い】不適切と判断されるコメント、トラックバック等は削除させていただきます。ご承知置きください。 ♪紅ゆずるさん応援サイト♪ リニューアルです(^^♪ 紅の風 お気に入りブログ
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「舞姫」19日昼の部観劇
2階最前列、しかもセンター。オペラは持参しましたがほとんど必要ありませんでした。 水曜日(本公演休演日)観劇のお楽しみは東宝公演中の生徒さんを客席から見られる事 水さんはじめアクア5のメンバーと遭遇できたら!!!しかも絶好の席だし・・・・とまぁ いつものミーハーおばさんのりで出かけました(笑) はてな? 客席が生徒席仕様になってないぞ?ってつまり あるブロックが2列~3列ポッカリ空いてる時は、開演直前に生徒さんたちがゾロゾロ・・・・ なんですがそうなっていない。でも水曜日は今日だけだし・・・ 結局20名(たぶん)位はいらしていましたが、下級生が多かったようで前の方に座った方 2~3名のうち、もりかして「谷みずせさん」? サーカス団の主要メンバー、彩那さんじゃない。 となると谷さんか柊巴さん?たぶん谷さんなのでは・・・でも自信はありません(笑) そんな訳で本題 「舞姫」です。 最初に言ってしまいます。期待を裏切らない舞台でした。 まず舞台装置 専門用語は分かりませんが、4枚の吊りパネル(幕)?と厚さ10センチ位、4畳半ほどの台が2個 基本的にはこれだけ。あとは簡単な背景と小道具とスポットライトのみで舞台は進みます。 でもシンプルな装置の向こうにちゃんと見えてくるんです。 エリスが初めて尋ねた豊太郎の部屋にはぎっしりと本の詰まった本棚が、粗末なベッドと イーゼルに立掛けられた絵からは 私費留学生・芳次郎の窮乏、イスを二客ずつ向かい あわせてトランクを置いたら、列車の中になりました。 2個の台は片方が「近代ドイツ」をかたや近代化を急ぐ「明治の日本」をあらわせば、 2個がくっついて、豊太郎とエリスの束の間の幸せの部屋になったり、 豊太郎とエリスがお互い寄り添おうとするのに台が離れていく場面は二人の間の溝が 象徴的に表現されて印象的でした。 盆もセリも階段もなくても「脚本さえしっかりしていれば」の好例かと・・・・ 次に人(生徒)の話 愛音羽麗さん 今まで漠然と私がみわっちに抱いていたモヤモヤ、綺麗さっぱり吹っ切れました(笑) 長身ではなく、男前というよりはとびきりの「美人」。何より前回の公演ではマルセイユの ミュージックホールのスターを演じていたくらいですので、ワタクシ的には女役転向も・・・ なんて。でもこんなカッコイイみわっちさん初めてです やはりしっかりと「蓄え」があって、その蓄えが機会を与えられて花開いた・・・という事でしょうか 野々すみ花さん ヒロイン、エリス。上手いなぁ・・・って感じです。 「超天然キャラ」のようですが、繊細なエリスのもろさと狂気・・・怖い気さえしました。 未涼亜紀さん 豊太郎の親友でエリスと豊太郎を引き離す相沢役。さすがまっつさんですね。 豊太郎にエリスと分かれて帰国を促したり、エリスを説得するのが台詞ではなく「歌」 凄~い説得力!! 華形ひかるさん 最近、同期の真野すがたさんが組替でいらして以来、ちょっと影が薄くなったかな??って 心配だったのですが、芳次郎は魅力的でした(笑)最初、あんまり健康的で2幕目に瀕死に なるのに大丈夫??でしたが、望郷の想いを募らせて異郷で死んでゆく若い芸術家の 無念さしっかり伝わりました。 その他では気の小さい細菌学者・日向燦さん、学年のわりに敵役頑張った 白鳥かすがさん、 芳次郎の恋人の華月由舞さんあたりが心にのこりました。 専科の3人の力は言うまでもありませんが、まさに「適材適所」 アンサンブルもすばらしかった!バウ公演が好評で東上が決まったという経過から考えても 各自のモチベーションは上がるでしょう。 アンコールの拍手も「本物」 専科の方たちへの拍手がひときわ大きかったのは、 観客全体がベテランの力量を認めて賞賛する・・という共感が得られて嬉しいものでした。 この作品は「愛音さんの宝物」になるだけでなく再演が可能な宝塚の財産の一つになるであろうと確信します。 ちょっと褒めすぎかなぁ? でも最近こういう作品に巡り合ってないもので余計・・・・ 久々に気持ちのいい涙を流せた舞台でした。
by zuzunoheya
| 2008-03-20 23:48
| 花組
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